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くすりを調べる配置薬辞典

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くすりばこ vol.17 2015 春号

くすりばこ17号表紙

特集:今さら聞けない!?
   がんという国民病のコト

■病気に負けない身体をつくる旬の養生レシピ

■雪あかりの小樽運河

■あつまれ!ゆうたんKids

国民の2人に1人は発症する、がんという国民的病のコト

日本人の2人に1人は、生涯のうちに、なんらかのがんになると推定されています。
さらに、日本人の3人に1人ががんによって命を落とし、とくに働き盛りの世代でいえば、ほぼ半数が、がんで亡くなっています。
だからこそ、がんと聞くと、すぐさま「死」を連想して怖れがちですが、そもそもがんとはどんな病気なのでしょう?
むやみに怖がる前に、がんの正体に向き合って、この国民的病について考えてみましょう。

がんによる死亡者の総数と、その内訳

30年以上、日本人の死因第一位を占め、増え続けている

がんは、1981年以来、日本人の死亡原因のトップです。
統計上、日本人の半数が罹患し、3人に1人が死亡する病気です。ただし、医療が発達したおかげで、昔ほどは「不治の病」というイメージに直結しないかもしれません。きっと身の回りでも、がんを克服して元気になった人は少なくないでしょう。

一括りにがんといっても、細かく分類すれば、200もの種類があり、症状や進行の早さ、死亡率がまったく違います。女性の乳がん、子宮がん、男性の前立腺がんなど、治療効果の向上によって生存率が上がったもの。胃がんのように自覚症状が出やすく早期発見につながりやすいもの、逆にすい臓など発見が難しく、依然として死亡率の高いもの。がんは、ほとんどすべての臓器や組織に発生する悪性腫瘍の総称で、それぞれ別の病気なのです。
なかには白血病や悪性リンパ腫など、がんとは名前がつかないものもあります。

がんの予防と早期発見

がんを発見したり、診断するためには、 たくさんの検査があります。
がんの種類や場所によって調べ方が違い、 ほとんどの場合は、複数の検査結果を組み合わせて診断が行われます。

腫瘍マーカーって? エックス線検査って? エコー・CT・PET検査・MRIって?
生活習慣を見直して、がんを予防しよう 白湯健康法、有酸素運動、ぬるめのお湯で半身浴

温度と免疫力がカギ!
がんになりやすい臓器と
なりにくい臓器がある

肺がん、胃がん、乳がん、大腸がん、子宮がんなどは、自治体が行うがん検診でもたいていはカバーされている非常に発生率の高いがんです。

一方、臓器としてはメジャーなのに、がんになりにくいのは、心臓と小腸です。
心臓は細胞分裂をほとんどしない臓器のため、そもそも悪性腫瘍が発生しにくい上、休むことなくダイナミックに働き続けることで発熱量が高く(臓器の中でもっとも温度が高い40度)、がん細胞が転移しづらいといわれています。
また、大腸がんが増え続けているのに、小腸がんは、ほとんど聞きません。小腸は消化管の約75%を占める最大の臓器。身体に必要な栄養分を吸収し、毒性の異物を排除するため、常にたくさんの免疫細胞が集まっているので、がんなどの病気になりにくいとされます。

免疫のパワーは温度に左右され、高ければ活性化し、低ければ弱まります。
逆に、インフルエンザの熱でがんが消滅したという報告があるほど、がん細胞は熱に弱い性質があります。
しっかり温めて免疫を高め、がんを予防しましょう。

がんの治療は早期発見が一番!なるべく若いうちから定期的に検診を受ける習慣が、早期発見につながります。でも、早期発見よりさらに大切なのは、がん細胞を作らせないよう、日々の健康管理に気を付けることと、発生したがん細胞を駆逐する免疫の力を高めること!

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