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くすりを調べる配置薬辞典
配置薬と地域のニュース 2006年10月号
富山ライトレール開通(愛称ポートラム)

昔懐かしい姿の富山港線

宅地の間を走る富山港線。
地味な存在でしたが、
通勤や通学の足として、
市民に愛されてきました。

長い間、富山市民の足として活躍した「富山港線」。
JR富山駅から北上して、古くからの港町である岩瀬(いわせ)までを結ぶ全長8キロのローカル線でした。

大正13年(1984)に、「富岩(ふがん)鉄道」という私鉄として開業し、以来、「富山電気鉄道」「富山地鉄」「国鉄」「JR」と、さまざまな歴史をたどってきました。

富山港線は、カラフルな特急電車とは違って、富山駅北側の片隅にあるホームから岩瀬駅までの短い区間を、途中、住宅や工場の間に設けられた駅に停車しながら、雨の日も雪の日も往復を繰り返すという地味な存在でした。

近年は、オイルショックを契機とした沿線工場の縮小・撤退や、モータリゼーションの到来によって、旅客・貨物の減少に歯止めがかからなくなっていました。
貨物輸送が廃止され、通学輸送も少子化の影響で確実に現象していく中、いずれは存廃問題の対象になるのでは……という意見すら、ささやかれるようになっていました。

その富山港線が、平成18年(2006)4月から、富山ライトレールが運行する「ポートラム」として生まれ変わりました。

最も大きな特徴は、その路面電車化です。
コンパクトなボディーで、車との共存を果たしています。

車両は、新潟トランシス社製の二車体連接低床車両(全長18.6メートル)。
低床で段差が少ない構造で、お年寄りでもスムーズに乗り降りできると好評です。

カラフルなボディーが目を引くポートラム

未来的なデザインと カラフルなボディーの
ポートラム

構造的には、万葉線を走る「アイトラム」とほぼ同じ形態で、制御方式は節電とスムーズな加減速が可能なVVVFインバータ制御、定員は80人で営業線上での最高速度は、時速60キロを予定しています。

7編成ある電車は、未来的な表情の先頭部に、車体は白を基調として、それぞれレッド、オレンジ、イエロー、イエローグリーン、グリーン、ブルー、パープルの7色のアクセントを乗降口付近に配し、個性と乗降時の分かりやすさに配慮したものとなっています。

街中を走るライトレール戦後、焼け野原から復興してきた富山市は、日本海側を代表する都市として目覚ましい発展を遂げました。
しかし、その一方で、富山県は全国でも1、2位を争うクルマ社会となり、都心の空洞化は深刻な問題となっています。

そのため、都市政策の一環として、市街地の拡散傾向に歯止めをかけ、都心や旧町村の中心部など、まちの核となる地区への人口回帰を図り、「コンパクトなまちづくり」を推進していくことが、求められています。

ライトレールは、そんなまちづくりのリーディング事業として、大きな期待を寄せられているのです。

富山港線のライトレール化による波及効果は、既にあちこちで出始め、まちの賑わい創出に拍車がかかっています。
とりわけ沿線地区では、まちおこしや観光客誘致などが活発化しています。
「岩瀬大町・新川町通り町並み修景等整備事業」もその一つで、江戸時代からの歴史的な町並み景観を往事の姿に戻す取り組みを行っています。

富山にいらした際には、ライトレールに乗って、のんびりと歴史的町並みを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

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